2025年10月19日に開催された「第15回カーボカウント、インスリンポンプ・CGMセミナー」に参加してきました。
このセミナーは、糖尿病療養に関わる医療従事者がより質の高い医療を実践するための知識共有が目的となっています。
カーボカウントとは、糖尿病の食事療法のひとつで、血糖値を上げる主な栄養素である炭水化物(カーボ)の量に注目した食事療法です。
アメリカで考案された方法ですが、日本でも川村智行先生のご尽力により、学会発表や書籍を通じて広く知られるようになりました。
今回のセミナーも川村先生の主催で、全国各地から多くの医療従事者が参加していました。
澤木内科・糖尿病クリニックからは、栄養士と看護師あわせて6名が参加しました。

当日は複数の講座が同時に開催され、受講者が自分のレベルや関心に合わせて選択できる形式でした。
私は、CGM(持続血糖測定)データの読み取りを中心としたセミナーを受講し、さまざまな症例を通して血糖変動の分析を学びました。
特に、インスリンポンプを使用している患者さんの栄養相談については、まだ経験が浅く、実際の症例を通して学ぶことができたのはとても貴重でした。インスリンポンプは年々進化しており、その変化に対応するための知識をアップデートする良い機会となりました。
今回のセミナーは朝から夕方までの長丁場で、久しぶりに座学続きで大丈夫かな…と思いましたが、どの講義も非常に興味深く、終始集中して学ぶことができました。
糖尿病医療は日進月歩。
これからもチーム全体で学びを続け、より良い医療を提供していきたいと思います。

