当院の看護師が医師・医療従事者向けに講演を行いました。

院長の澤木秀明です。
令和6年3月2日(土)に大阪市内の会議室で当院の看護師で日本糖尿病療養指導士(CDEJ)でもある、Xさんが講演(一般講演)を行いました。
演題名は「フットケア外来を開設して広がった療養相談の輪」です。
糖尿病神経障害のある患者さんにフットケア(足の手入れ)の重要性をお伝えするのは
とても大切ですが、当院では当初、フットケア外来を開設できていませんでした。
Xさんをはじめ、複数の看護師さんの熱意で、開始することができました。
また、フットケア外来での患者さんとのかかわりから、普段気づいていなかった問題点の発見につながり、
医療チームで対応することで、患者さんの問題解決につながった事例を発表してくださいました。

 

特別講演1では、国立国際医療研究センター糖尿病内分泌代謝科の小谷紀子先生より、糖尿病とスティグマのお話、インスリンポンプ療法、とくにミニメド780Gの有用性のお話がありました。
患者さんへの優しい心遣いが感じられる素晴らしいご講演でした。

特別講演2では、御所南はらしまクリニック院長の原島伸一先生より
精力的に取り組まれている妊娠糖尿病に関する臨床研究についての話題のみならず、DMカルテットや糖尿病の食事療法に役立つ食品の開発など
多岐にわたるご活動に大変刺激をうけました。

 

糖尿病診療において、医師が診察室内だけで問題を解決するのが困難な場合があります。
看護師、管理栄養士、医療事務など、多職種で連携して、スキルアップをはかることが質の高い療養指導に役立つと考えられます。
熱心な質疑応答もあり、大変有意義な時間を過ごすことができました。
講演会開催にあたり、ご尽力くださった皆様、参加してくださった皆様にも
厚く御礼を申し上げます。

タイトルとURLをコピーしました