当院が参加したフリースタイルリブレに関する多施設共同研究が医学雑誌に掲載されました。

院長の澤木秀明です。
当院が参加したフリースタイルリブレ(isCGM)に関する多施設共同研究の成果が医学雑誌
(Diabetology International https://doi.org/10.1007/s13340-023-00655-9)に掲載されました。(詳細はこちら
12 September 2023掲載

リブレをしっかりスキャンすることで、TIR(治療域の時間)が長くなり、TAR(高血糖の時間)が短くなることがわかりました。
スキャン頻度は、平均10.5±3.3 回/日でした。
スキャン頻度は、低血糖不安に対する行動が多いとスキャン回数が多いことがわかりました。
スキャン頻度が多いと、血糖変動は小さくなっていました。
TIR(治療域の時間)>70%を達成するスキャン頻度のカットオフ値は11回でありました。
運動している方はスキャン頻度が有意に高いことが明らかになりました。
患者さんにはリブレのスキャンは11回/日以上実施することを提案すべきと考えられました。

国立病院機構京都医療センターの坂根直樹先生、村田敬先生を中心に、神戸大学廣田勇士先生、東京女子医科大学三浦順之助先生、岡山済生会総合病院利根淳仁先生、国立循環器病研究センター細田公則先生など全国の1型糖尿病の方を熱心に治療されている病院やクリニックの先生方と実施することができました。

研究に際し、ご協力くださいました患者さんや関係者各位にも厚く御礼を申し上げます。

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