糖尿病リソースガイドに学会講演レポートが掲載されました|医療DXとスタッフ育成で「糖尿病難民をなくす」ために

こんにちは。
澤木内科・糖尿病クリニック院長の澤木秀明です。

このたび、糖尿病リソースガイドの
「第69回日本糖尿病学会年次学術集会」レポートコーナーに、
私の講演内容を取り上げていただきました。

講演テーマは、

「糖尿病専門クリニックにおける医療DX推進とスタッフ育成の実践」

です。

学会では、糖尿病専門クリニックとして、当院がどのように医療DXを活用し、スタッフと一緒に診療体制を整えているかについてお話ししました。

少し難しいテーマに聞こえるかもしれませんが、私たちが目指していることはシンプルです。

患者さんに、より安心して、より質の高い糖尿病診療を受けていただくこと。
そして、「糖尿病難民をなくす」という当院のミッションに近づくことです。

 


医療DXは、患者さんの診療をよくするための手段です

最近、「医療DX」という言葉を耳にする機会が増えました。

電子カルテ、オンライン予約、ウェブ問診、電子処方箋、オンライン資格確認、CGMやインスリンポンプのデータ活用など、医療の現場でもデジタル化が進んでいます。

ただし、当院では、単に新しいシステムを入れることが目的だとは考えていません。

大切なのは、デジタルを使うことで、

・患者さんの待ち時間を少しでも減らすこと
・診察前に必要な情報を確認しやすくすること
・診療の質を高めること
・スタッフが専門性の高い仕事に集中できること
・糖尿病専門医として、よりよい治療判断につなげること

です。

つまり、医療DXは、患者さんのために使ってこそ意味があります。


ウェブ問診で、受診前から診療準備ができます

今回の学会レポートでも、当院のウェブ問診の活用について取り上げていただきました。

糖尿病診療では、受診当日に初めて情報を聞くよりも、事前に患者さんの状況がわかっている方が、よりよい準備ができます。

たとえば、

・糖尿病の種類
・現在の治療内容
・インスリン治療の有無
・リブレ2やDexcom G7などのCGM使用状況
・インスリンポンプへの関心
・妊娠希望の有無
・低血糖の不安
・生活背景
・患者さんが一番聞きたいこと

このような情報が、来院前にわかっていると、当日の診療でより踏み込んだ相談がしやすくなります。

特に、1型糖尿病、インスリン治療中の方、CGMやインスリンポンプを検討されている方では、事前情報がとても大切です。

患者さんにとっても、診察室で急に質問されるより、事前に落ち着いて入力していただく方が、ご自身の困りごとを整理しやすいことがあります。


当院では、CGMやインスリンポンプのデータを診療に活かしています

糖尿病診療では、血糖値やHbA1cを見ることが大切です。

しかし、HbA1cだけでは、日々の血糖変動までは十分にわかりません。

たとえば、

・朝食後に血糖値が大きく上がっている
・夜間に低血糖が起きている
・外食後に高血糖が長く続いている
・運動後に血糖値が下がりすぎている
・薬やインスリンのタイミングが生活に合っていない

このようなことは、CGMのデータを見ることで気づきやすくなります。

当院では、リブレ2、Dexcom G7、インスリンポンプ、ミニメド780Gなどのデータを診療に活かし、患者さん一人ひとりに合った治療を一緒に考えています。

糖尿病治療は、数字だけを見て薬を増やせばよいというものではありません。

患者さんの生活、食事、仕事、運動、睡眠、低血糖への不安、治療の負担感などを含めて考える必要があります。


スタッフ全員で患者さんを支える体制を大切にしています

今回の学会発表では、医療DXだけでなく、スタッフ育成についてもお話ししました。

当院では、医師だけでなく、看護師、管理栄養士、医療事務、クラークなどが連携して診療を支えています。

糖尿病診療は、医師だけで完結するものではありません。

食事のことは管理栄養士が専門的に関わります。
インスリン注射や血糖測定、低血糖対策は看護師が支えます。
受付、予約、問診、会計、診療の流れは医療事務やクラークが支えます。

患者さんが安心して受診できるように、スタッフ全員で診療の流れを見ながら、困っているところを助け合うことを大切にしています。

学会レポートでは、当院の「ボトルネック戦略」についても紹介していただきました。

これは、受付、検査、診察、会計など、患者さんの流れの中でどこが詰まっているかをスタッフが共有し、手の空いたスタッフが応援に入るという考え方です。

患者さんをお待たせしないために、そして診療をスムーズに進めるために、日々の現場で工夫を続けています。


「糖尿病難民をなくす」ために

当院では、開院以来、「糖尿病難民をなくす」というミッションを大切にしています。

糖尿病の患者さんの中には、

・どこに相談したらよいかわからない
・今の治療が自分に合っているのか不安
・インスリン治療が怖い
・CGMを使ってみたいが、どこで相談すればよいかわからない
・血糖値がなかなか下がらない
・食事療法がつらくて続かない
・医療機関で怒られるのがつらい

という方がいらっしゃいます。

私たちは、そのような方に対して、単に「頑張ってください」と伝えるだけではなく、具体的にどうすればよいかを一緒に考えるクリニックでありたいと思っています。

糖尿病治療は、長く続くものです。

だからこそ、患者さんが安心して相談できること、わからないことを聞けること、自分に合った治療を一緒に考えられることが大切です。


学会で発表する理由

患者さんから見ると、

「なぜ院長が学会で発表するのですか?」

と思われるかもしれません。

それは、当院の取り組みを外部の先生方にも見ていただき、よりよい糖尿病診療につなげるためです。

また、学会で発表するためには、自院の診療体制や取り組みを整理し、振り返る必要があります。

その過程で、

・もっと患者さんにわかりやすくできないか
・もっと待ち時間を短くできないか
・もっとスタッフが力を発揮できないか
・もっと質の高い糖尿病診療を提供できないか

を考える機会になります。

学会発表は、私自身のためだけではありません。

当院に通院してくださる患者さんに、よりよい医療を届けるための取り組みでもあります。

 


当院に通院中の患者さんへ

今回、当院の取り組みを学会レポートとして紹介していただけたことを、大変ありがたく思っています。

日々の診療は、医師だけで成り立っているものではありません。

患者さんがウェブ問診を入力してくださること。
スタッフが情報を確認し、準備してくれること。
管理栄養士や看護師が患者さんを支えてくれること。
医療事務やクラークが診療の流れを整えてくれること。

その積み重ねが、当院の診療を支えています。

当院に通院してくださっている患者さんには、これからも、

「ここに通っていてよかった」
「相談してよかった」
「少し前向きに糖尿病と向き合えそう」

と思っていただけるよう、スタッフ一同、努力を続けてまいります。


糖尿病治療でお困りの方へ

糖尿病治療でお困りの方、血糖値やHbA1cがなかなか下がらない方、インスリン治療やCGMについて相談したい方は、自己判断だけで悩まず、医療機関にご相談ください。

澤木内科・糖尿病クリニックでは、糖尿病専門医、管理栄養士、看護師、医療事務スタッフが連携し、患者さん一人ひとりの生活に合わせた治療を一緒に考えています。

特に、

・2型糖尿病で血糖コントロールに困っている方
・1型糖尿病の方
・インスリン治療中の方
・リブレ2やDexcom G7を治療に活かしたい方
・インスリンポンプやミニメド780Gに関心がある方
・栄養相談を受けながら治療を続けたい方

は、お気軽にご相談ください。

当院は、これからも「糖尿病難民をなくす」というミッションのもと、医療DXとスタッフ育成を活かしながら、患者さんにとって通いやすく、相談しやすい糖尿病専門クリニックを目指してまいります。

澤木内科・糖尿病クリニック
院長 澤木秀明


関連リンク

・糖尿病リソースガイド掲載記事
https://dm-rg.net/contents/jds69/2bfecb26-2866-4037-9380-b3ee5332735b

・第69回日本糖尿病学会年次学術集会 レポートコーナー
https://dm-rg.net/contents/jds69

・血糖コントロールでお困りの糖尿病患者さんへ
https://www.osaka-tounyoubyou.jp/cgmcgmcgm/

・リブレ2・Dexcom G7について
https://www.osaka-tounyoubyou.jp/freestylelibre2dexcomg7/

・1型糖尿病の患者さんへ
https://www.osaka-tounyoubyou.jp/type1dm/

・診療のご案内
https://www.osaka-tounyoubyou.jp/shinnryou-annai/

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