院長の澤木秀明です。
当院も参加させていただいたREAL J研究(リアルタイムCGMの使用と血糖コントロールに関する国内多施設共同観察研究)の論文が、 2026年8月18日、国際学術誌『Endocrine Journal』にAdvance Publication(早期公開)として掲載されました。
この研究については、2025年5月に岡山で開催された第68回日本糖尿病学会年次学術集会にて発表されていましたが、このたび正式に査読を経て、国際誌への論文掲載という形になりました。
研究の概要を改めてご報告いたします。
- 全国34施設が参加し、192名の方のデータを解析
- リアルタイムCGM(Dexcom G6)を26週間以上使用
- 治療内容(インスリン量など)を大きく変更していないにもかかわらず、平均HbA1cが8.62%から7.88%へ改善(統計学的にも意味のある差でした)
- 重症低血糖や糖尿病ケトアシドーシスの発生率も、CGM導入の前後で有意な増加は見られませんでした


研究の詳しい内容や注意点(観察研究であるため、CGMの効果だけを断定するものではない点など)は、以前公開したこちらの記事でも解説しております。
CGMで血糖管理は変わる?REAL J研究の結果と、Dexcom G7・リブレ2の選び方
大学病院や基幹病院の先生方が名を連ねる著者一覧に、地域のクリニックとして加わることができました。

日々の診療で得られたデータが、こうして形になり、日本全体の糖尿病診療の議論に加わっていく。 クリニックの立場でこうした貢献ができたことを、うれしく思っております。

ご協力いただいた患者さんに、この場を借りて改めて御礼申し上げます。
今後も、日々の診療を通じて得られる知見を、学会や論文という形で社会に還元していけたらと考えております。
【参考文献】 Toyoda M, et al. Observational study of the relationship between the use of real-time continuous glucose monitoring and glycemic control in patients with diabetes in Japan: the REALJ study. Endocrine Journal. 2026. doi:10.1507/endocrj.EJ26-0183

