エネルギーは体を動かす源!

糖尿病の食事療法では、適正なエネルギー(カロリー)を、栄養のバランスよく食べることが基本です。

これは糖尿病の患者さんだけでなく、健康のために、みんなに必要なものですよね。糖尿病だからと言って、何かの栄養素を特別に制限したり、絶対に食べてはいけない食材があるわけではありません。

 

※エネルギーとは・・・
体を動かす熱量のことで、単位はキロカロリー(kcal)で表します。
そのため一般的には、エネルギー=カロリーとして使われています。

 

エネルギーはなるべく少なく?

エネルギーは、多く摂りすぎると肥満に繋がり、血糖コントロールが難しくなります。しかしやみくもに少なくすれば良いという訳でもありません。エネルギーが不足すると、元気が出ないだけでなく、筋肉が落ちてしまったり、風邪をひきやすくなってしまいます。

 

では、ちょうど良いエネルギーの目安は・・・

標準体重 × 身体活動量 で求めることができます。

※体格や活動量、疾病の有無によって適量が異なりますので、正確には医師の指示に従ってください。

 

以下に、1600kcalの1日の献立例を紹介します。1400kcalなら写真よりやや少なめ、1800kcalなら写真よりやや多めと考えてください。

参照 栄養指導Navi(https://healthy-food-navi.jp/

普段の食事と比べて、多いでしょうか?それとも少ないでしょうか?

 

太りすぎず、痩せすぎず、健康的な体を目指して

適正エネルギーは理想ではありますが、たくさん食べ過ぎてしまう日もありますよね。そのようなときは、食べ過ぎた分、体を動かしてエネルギーを消費すればOKです。

適正エネルギーを目安に、自分に合ったちょうど良い量の食事で健康的な体(理想体重)を目指しましょう!