持続血糖モニターのCGM(リブレ2、デクスコムG7)装着時の海水浴について

1型糖尿病について

この記事は2026年8月時点の情報です。製品の仕様は変更されることがあります。最新の情報は各メーカーの添付文書または公式サイトでご確認ください。

院長 澤木秀明
院長 澤木秀明

こんにちは。
澤木内科・糖尿病クリニック院長の澤木秀明です。

「海水浴に行くんだけど、CGMはどうしたらいいんだろう?」

 

「デクスコムG7は外さなければいけないんだろうか?」

 

「なるべくリブレは装着したままで、泳ぎたいな」

夏になると、外来でよくいただくご質問です。

海やプールなど、水辺にお出かけの機会も増える時期ですよね。

 

院長 澤木秀明
院長 澤木秀明

この記事は以前にも一度公開していますが、今回、内容を見直しました。以前ご紹介していたデクスコムG6は、2025年10月にメーカーが販売を終了しています。現在当院で扱っているCGMは、フリースタイルリブレ2とデクスコムG7が中心ですので、この2機種について、あらためて整理し直しました。

フリースタイルリブレ2

フリースタイルリブレ2のセンサーは、真水であれば水深1mまで、45℃以下の水温で30分間、動作に支障がないことが確認されています。日常のプールや入浴であれば、この範囲でご使用いただけます。

一方で、塩水(海水)についての動作確認はされていません。海水浴のあとは、基本的に新しいセンサーに交換することが望ましいです。

どうしても新しいセンサーにすぐ交換できない場合は、海水浴のあとに塩水を流水でしっかり洗い流し、その後は指先穿刺での血糖値と誤差がないか、複数回確認するようにしてください。

デクスコムG7

デクスコムG7のセンサーは、水深2.4m(8フィート)まで、24時間以内であれば水没しても問題ないよう設計されています。塩水・真水を問わず、シャワー・入浴・プール・海水浴でお使いいただけます。

ただし、海水浴のあとは、塩分をしっかり洗い流すようにしてください。

表示デバイスの「モニター」は防水ではありません。水に濡れないよう、水辺には持って入らないでください。スマートフォンアプリをお使いの場合も同様に、機器自体の防水性能はセンサーとは別ですので、ご注意ください。
院長 澤木秀明
院長 澤木秀明

水中にいる間は、Bluetooth通信が届かず、一時的にグルコース値が表示されなくなります。これは故障ではありません。水から出れば自動的に再接続され、水中にいた間のデータも、最大24時間分さかのぼって記録に反映されます。水に入っている間は、リアルタイムの数値やアラートに頼れない、という点だけご理解のうえお楽しみください。

共通の注意点

いずれの機種でも、装着したままの水遊びは不可能ではなさそうですが、次の点にご注意ください。

センサーが不正確になる可能性を想定し、替えのセンサーを持参する
血糖自己測定(指先穿刺)も併用し、数値に違和感があれば必ず確認する
水中ではリアルタイムのアラートが届かないため、低血糖・高血糖の自覚症状にもいつも以上に注意する
炎天下でのインスリンの保管にも気を配る(高温でインスリンの効果が落ちることがあります)

すてきな夏の思い出を作っていただければと思います。ご不明な点があれば、外来でお気軽にお尋ねください。

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【参考】
FreeStyleリブレ2 センサー添付文書(アボットジャパン合同会社)
Dexcom G7 CGMシステム添付文書(医療機器承認番号:30500BZI00035000、2025年12月第3版)
Dexcom公式サイト「Can I get Dexcom G7 Continuous Glucose Monitor wet?」(dexcom.com)
DexCom Japan合同会社「【Dexcom G6 CGM システム】販売終了のご案内」(2025年10月)

※このページは2026年8月時点の情報にもとづく、一般的な情報提供を目的としたものです。製品の仕様は変更されることがありますので、実際のご使用にあたっては必ず最新の添付文書をご確認のうえ、主治医にご相談ください。

※内容に変更があった場合は、当院で把握しだい記事を更新いたします。

※記事の内容に誤りや古い情報を見つけられた場合は、お手数ですが当院までご連絡いただけますと幸いです。確認のうえ、速やかに訂正いたします。