糖尿病治療の3大柱の1つである食事療法において、野菜🍃摂取は重要とされており、目標量は1日350g以上と言われています。
野菜🍃をしっかり食べると、HbA1c(ヘモグロビンA1c)を下げる↷(長期的に見ると)、食べ過ぎ防止など色々嬉しいことがあります!
しかし、実際にこの量を生野菜で摂ろうと思えば、毎食両手のひらに乗るくらいの野菜を摂る必要があります。

そんな量を毎食となると大変だ~

そこで頼りになるのが、コンビニでも買えるカット野菜です!
でも、「カット野菜には栄養が無い」など色々な噂がありますよね(*_*)
今回は、そんなカット野菜について詳しくお伝えできればと思います☺
本当にカット野菜には栄養が無いのか?
栄養素には、ビタミンCなどの水溶性の物があります。
野菜を洗浄、切る段階でこれらの水溶性の栄養素は流れ出てしまいます。
そのため、「カット野菜には栄養が無い」と一部で言われてしまっています。
でも、これはカット野菜に限った話では無く、自分で買ってきた野菜を調理する際にも同じことが起こります。
そのため、自宅で調理した野菜と比べて、カット野菜だから栄養が無いということにはなりません。

カット野菜にも食物繊維がしっかり入っているので、血糖値を急激に上げない働きがあります。
野菜をしっかり食べることが習慣化できると、糖尿病の治療において大切な項目であるHbA1cを下げることも期待できますね(^_^)
カット野菜は危険?
カット野菜は、長持ちするから危険だとも言われています。
どうして、あんなに長持ちするのでしょうか?
保存料が大量に使われているからという理由ではありません(‘◇’)ゞ
その秘密は、カット野菜の①製造方法と②袋にあります。
①製造方法
カット野菜を製造する過程で、殺菌のために野菜を消毒します。最も一般的に使用されている消毒剤は、次亜塩素酸ナトリウムです。次亜塩素酸ナトリウムは水道水の消毒にも使われており、丁寧にすすぎ洗いすることで、残留する濃度も水道水と同程度になります。
病院や学校の給食で使う野菜を洗浄する際も使用されている安全な消毒剤です。
②袋
カット野菜が入っている袋は、ただの袋ではありません!(^^)!
鮮度保持フィルムが使われており、野菜の呼吸を抑えることにより鮮度を保っています。

このように①製造方法②袋の対策を行うことにより、長持ちするカット野菜を作ることが可能になっているのです。
カット野菜の良い点
①手軽に野菜をプラスできる
サラダとして食べるなら、袋から出すだけでそのまま食べることができます。
②料理の手間が省ける
洗う、切る、という作業を省略できます。また、生ごみも出ません。
③どこでも買える
大抵のスーパーやコンビニで買うことができるので、入手しやすいです。
④使い切れるサイズ
少量なので残ってしまうことは少なく、使い切れずに腐らせてしまうことが減ります。
⑤価格が変動しにくい
カット野菜のメーカーが農家や加工食品と年間契約を結んでいるため、カット野菜は一定の価格で販売されています。そのため、物価高騰などの価格変動の影響を受けにくくなっています。天候による不作などの影響でまるごとの野菜が高い時は、カット野菜を利用すると食費節約に繋がります💰
カット野菜の悪い点
①日持ちしない
まるごと売られている野菜と比べると、カット野菜は切り口の面積が大きくなっています。
カットしている断面から変色が進むので、早めに使い切る必要があります。
②価格が割高
まるごと売られている野菜と比べるとカット野菜の方が割高なのは、カット野菜の方が手間がかかっているからです。
切ったり洗ったりする分だけ手間がかかり、それが値段に上乗せされているのです。
まとめ
“カット野菜にもしっかりと栄養があり、安全な食品である”ということは、お分かり頂けたでしょうか。
カット野菜なら手間無く野菜をプラスでき、野菜不足の解消に役立ちます!(^^)!
野菜をしっかり食べることにより、血糖値が急上昇しにくくなります。
更に、野菜摂取を習慣化することにより、血糖値だけでなくHbA1c(ヘモグロビンA1c)も下がりますよ☺
皆さんもカット野菜を上手に活用し、血糖値とHbA1c(ヘモグロビンA1c)を下げて、糖尿病の治療に活かしましょう(^^)/

