運動は食後?食前?いつやるのが効果的?ダイエットや糖尿病予防におすすめのタイミング

みなさん、運動はしていますか?
まだまだ暑さが厳しいので 、室内でできる筋トレやエアロバイク、階段を使った運動などが良いですね。
運動には肥満改善糖尿病の改善・予防など様々な効果がありますが、せっかくなら血糖値を下げるのに効果的に行っていただきたい!ということで、運動をするのに良いタイミングをご紹介します。

肥満を改善するには…食前に運動を!

運動時には通常、エネルギー源として糖(ブドウ糖)と脂肪を使用します。しかし空腹時には糖が不足しているので、脂肪が優先的に使用されるようになります。そのため脂肪を消費したい肥満改善が目的のときは、食前に運動するのがおすすめ。特に有酸素運動が効果的です。
※糖尿病で内服・インスリン治療中の方は、朝食前の運動は低血糖となる恐れがあります。朝食前の運動の可否は主治医または薬剤師に相談してください。

血糖値を下げるには…食後に運動を!

食後は食事中の糖質が分解され、血中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高くなっている状態。このタイミングで運動をすると、血糖値を下げる効果が期待できます。食後の運動としては、筋トレも有酸素運動もどちらもおすすめ。どちらもする場合は、筋トレを先に行うと効果的です。ただしジョギングやあまりにも激しい筋トレやなどは消化不良を起こしやすいため、軽めの運動を行いましょう。

例えば…

昼食の片づけが終わった後にスクワット

昼休みの残り時間に会社内の階段下り
※階段を使って運動するなら「上り」より「下り」の方が血糖値を下げる効果大!

良い眠りのために…寝る前はリラックスできる運動を

寝る前1時間以内に強度の高い運動を行うと、眼が覚めてしまい眠れなくなることがあります。寝る前はヨガやストレッチなど、リラックスできる運動をゆっくり行うのが良いでしょう。“深い呼吸”を意識しながら行うことで、よりリラックス効果が高まりますよ。

運動を習慣化しましょう!

運動は10-15分の短時間でも継続することが大切。運動の目的に合わせて、効果的なタイミングに運動する習慣をつけましょう。

日々の少しの取り組みが血糖を下げることにつながり、ダイエット効果やヘモグロビンA1cが改善して、糖尿病の予防や糖尿病合併症の予防につながります。

HbA1c(ヘモグロビンA1c)を下げるために、食後に運動するぞー!

運動する時は水分補給もお忘れなく

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このブログは澤木内科・糖尿病クリニック(大阪府高槻市)の管理栄養士が運営しています。
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