食後血糖値の上昇を抑える
おすすめ食材「ブロッコリー」

早いもので、今年も終わろうとしていますね。どんな1年になりましたか?

冬野菜と言えば、お鍋においしい白菜、ねぎ、おでんに美味しい大根などたくさんありますね。

今回は、今が旬の「ブロッコリー」をご紹介します。

ブロッコリーは野菜の王様!

ブロッコリーはアブラナ科アブラナ属の植物(キャベツの仲間)で、花蕾(からい)と呼ばれるつぼみの部分を食べる野菜です。
旬の時期は11月~3月頃です。

ブロッコリーは野菜の中でも「食物繊維」が多く、栄養士おすすめの野菜です。

ブロッコリーは3房でキャベツ30g(せん切りキャベツ1杯程度)の3倍の食物繊維が含まれます!

食物繊維には便秘の改善や血中コレステロールを下げるなど様々な働きがありますが、糖尿病の方には嬉しい食後の血糖値上昇を抑制する作用があります。

ブロッコリーには食物繊維の他にも塩分の排泄を助ける作用のあるカリウムが多く、血圧が高い方にもおすすめの食材です。

この他にもブロッコリーはさまざまなビタミンやミネラルなどの栄養素が多く含まれており、「野菜の王様👑」と言われるくらい栄養素含有量がトップクラスの野菜です。

ブロッコリーの選び方

濃い緑が紫になっているものは敬遠しがちですが、実はアントシアニンと呼ばれるポリフェノールの一種が集まっており、栄養価が高いだけでなく、甘味が強くてとても美味しいです。

・つぼみがこんもりと密集しているもの

・茎が太く、ツヤツヤしているもの

・切り口がみずみずしいもの

★購入後はビニール袋に入れて立てて冷蔵庫で保存しましょう。鮮度が落ちやすいので、早めに調理して食べるようにしましょう。

おすすめ簡単調理!ブロッコリーのフライパン蒸し

カリウムやビタミンCなどの水溶性ビタミンは茹でると減少しますので、蒸す方がおすすめです。

材料:ブロッコリー1株

作り方:

1.ブロッコリーは花のつぼみが集まっているため、間に虫や汚れが溜まっている可能性があるため、しっかり洗う。

2.フライパン(直径18㎝)に1㎝くらい水を入れ、カットしたブロッコリーを並べ、中火で4分ほど加熱。

3.火を止めて、1~2分ほど置く。ざるにあげて、粗熱をとって出来上がり!

※ポン酢やノンオイルドレッシングなどでシンプルに食べるのがおすすめです。

マヨネーズは高カロリーのため、体重を気にする方は使い過ぎに注意しましょう。

★茎も固い部分は取り除いて棒状に切り、一緒に蒸して食べましょう。

蒸し時間はお好みによって、調整してくださいね。

栄養たっぷりのブロッコリーは食後の血糖上昇を抑制のため、食事の最初に食べるのがおすすめです!

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